突然

kuma-pote2010-05-29

今日のお昼前、琉衣が亡くなりました。
2歳8ヶ月。
早すぎるお別れに、そしてちょっとした予感があった事もあり
悲しいという気持ちは、少しだけ。


昨夜から随分体力が落ちてしまい、時々発作のような症状も出て
焦点もあわなかったので、発作の度にもう駄目かと思っていました。
るーちゃんのカゴのそばに布団を敷いて、頭を近づけて
一晩しょっちゅう起きながら様子を見て
今朝の6時にはまだ息があったから、少し安心しました。
でも、嘴の色と頭の黒い部分の羽根の色が「おかしい」
由ちゃんに「もう良いよ。頑張ったね」って言おうとした時の感じ。
連ちゃんが亡くなる日(夕方6時頃)の朝に感じた雰囲気...
思い出したくないけれど、それと同じ空気がそこにありました。


今日は土曜日。病院へは車で15分。でも診察時間は朝10時...
多分駄目だと思いました。思ったら負けだと分かっているけど
何だろう。悔しいけれど、何もかもが決められたゴールへ向かっている。
3時間たち、るーちゃんは発作を繰り返しながらもまだ頑張っていました。
でも、多分もう私の事は見えていない様子。
今このコと離れると何が起こるか想像はつくけれど、一か八か
数時間でも病院に預けて、やれる処置をしてもらおう!と
インターフォンで先生に事情を説明し、診療時間前の9:30頃に
るーちゃんを預けました。
「見えている」ならきっと不安で鳴いていたと思う。
雰囲気は感じてはいるだろうけど、るーが
「見えていない」事にすべてをかけて、預けました。


あとは夕方の16時にお迎えに行くだけ。
1分1秒が長く感じて、くじけそうになったけれど、正午を過ぎて
少しホッとした時に...病院から電話がかかってきてしまいました。


「ごめんなさい。亡くなりました。」
酸素室に入って抗生物質ステロイドを打ち、呼吸器系の処置として
ネブライザーをかけた1分後かに、限界が来てしまった様でした。
このあとに、ご飯をあげて体力をつけてもらう筈だったのに。
夕方うちに帰ったら、私もご飯をあげるつもりだったのに。


まだ2年半程しか一緒に居なくて、思い出なんてほとんどないよ。
やっと退院して、あとはいっぱい遊べる筈だったのに
なんで今居なくなっちゃうの。
でも、るーちゃんがこうなってしまった事が、私が入院していた期間中ではなく
鳥病院が休みの水曜でもなく、
私が半日家を留守にして病院に行っていた昨日一昨日(木金)でもないのが、
あの子なりの優しさだったのかなぁと思いました。


そう思うと、今までの子たちは妙なタイミングがあります。
けんこちゃんが亡くなった場所は、今回の病院でしたが
(一時預かり中)私が診察時間前に様子を見に行った時。
病院前に駐車する私の車の音が聞こえた頃に、けんこちゃんは亡くなりました。
先生も「飼い主さんが来たね〜。」って言った直後に
急にバタバタと亡くなってしまったので、私が車を出るのと
先生が病院から出てくるのはほぼ同時でした。
由は、私が「もう充分頑張ったね。」と言ったから
そのまま眠るように手の中で亡くなりました。
連も、去年の5月に私が珍しく定時で帰った時。
ちょうど車を自宅車庫に入れ終わった頃に、亡くなりました。


居なくなるのはもちろん寂しい。
でも、自分を責めないで。と言っているような
彼女たちの気持ちが、泣ける。


るーちゃんとこんなに早くお別れをするつもりはありませんでした。
でも、もし何かの「決まり事」があったとしたら
るーちゃんは一生懸命タイミングを考えてくれていたんだと思います。
5月中旬は入院して病気と闘っているから駄目。
26日は、いつも行ってる病院が休みで、かーちゃんが落ち込むから駄目。
27、28日に何かあったら、耳の調子が悪くなるよ。


優しい子でした。
でも我がままで、自分が一番で
だからこーちゃんがあたしの側に来るとすぐさま蹴散らかして
あたしの口元で「浮気の言い訳するなら聞くぞ!」と言うような顔して
くちばしをぴたっと近づけてくるような。
由も連も無理だったけど(こーちゃんも)、るーちゃんだけは
顔を近づけても噛まない子でした。
大きな眼と、コバルトブルーの背中。
39グラムという小さな身体で愛情をぶつけてくる姿は
何とも言えず、愛おしかったです。


でも、こんなに早いお別れは望んでないよ。
だから、またすぐにあの小鳥屋に行くと思う。
そこで、あの時のアナタみたいに
「じーーー」っと見つめる子がいたら。
るーちゃんだと思って引き取るから、飛び蹴りだけはしないでね。


あー、今さら号泣だよくまさん;
でも泣くだけ泣いて、頑張ります。