人災

kuma-pote2011-04-21

この桂浜の海は、東北にも繋がっている…。
そう思うと自然と手を合わせて祈ってしまいました。


二日めの様子を書きたかったのですが
あと一時間程で福島原発付近が警戒区域
(立ち入り禁止。守らなければ罰金)
となります。
人はほんの僅かに残っているようですが
それよりも
置き去りにされたペット達や
圏外に連れ出せない家畜たち…。
殆どが餓死や共食いにより亡くなっている中で
(常識では考えられない状態で亡くなっていました)
恐らく、まだ10%程のコたちが生きていると
獣医師さんたちが立ち上げた団体のブログで知りました。
でも…だからといって自分は何も出来ない。
やるせない気持ちになった所での
今日の朝日新聞の夕刊…。


がりがりに痩せた子牛。
鳥をくわえて歩いているワンコ。
何十年も前にあった南極物語ですか。これ。
最初の発表で、どうして「半年間は戻れません」と言わなかった?
こんな急で勝手な取り決めを良しとした人達は
この先一生、肉や野菜を食べなければいい。
ついでに魚も食べずに生きろ。


避難命令が出された後も自分の牧場に通い
100頭近くいる牛たちに水や餌を与えていた
酪農家の方は
ここに来れるのも今日で最後だと泣いていました。
今日の餌を最後にして、牛たちが生きれるのは
1ヶ月程だそう。
どうにかならないんですかー。
放射線チェッカーで反応するのは、単に身体についた
埃が放射線を浴びているだけで
埃を落とせば反応しません。
埃やチリを吸い込んで内部被曝したとしても
もちろん他人に「伝染」することはありません。


ただ、その被曝量を考えると
もしペットや家畜たちを助けても、近い将来
何らかの病気になる可能性は高いでしょうね…。
中部大学の武田先生なら
被曝したペットは連れ出すべきではない…
と言うのかなぁ。
いや、ちゃんと除せんすれば良いのだから、
と言うのかなぁー…


取り残されたペット達が、
どうしてもうちの子達や
友達のワンコと重なってしまうので
今日の旅行紀はお休み。
あぁ…もうすぐ0時です。
何か出来ることがあれば、募金でも署名でも
するんだけれど。
ってわけで、こんなの発見。
http://s.ameblo.jp/dog-rescue/entry-10867921701.html
事故を起こしたのはもちろん東電がワルイ。
でもその後の放射性物質駄々漏れをきちんと指導できなかったことや
避難、待機などの曖昧かつ後手後手な発表による
苦痛や被害の拡大は、この人らが
最小限に抑えるべきだったんじゃないの?
…とりあえず、やれることをやるとしますか。