いりょうのげんば

今日は9時から父、胃摘出の手術。


ベッドに寝かされた父を「がんばって><」と見送り、
ドアが閉まってしばらくして「手術中」のランプがつきました。
薄暗い廊下の固いソファに座って、まだかな...と待つ事4時間。
ポンッと赤ランプが消えた音がして、はっと見上げると
手術室からマスク姿の主治医さん達が出てきました。
微笑む先生、「お疲れ様。お父さんは大丈夫ですよ〜」
わたし「先生、ありがとーございました><」
その後看護婦さん達が父を治療室へ運んでいきます。
おとーさーん!
でも父はまだ麻酔のせいで眠っている状態。
「大丈夫、もうちょっとしたら起きますよ。」
ありがとう先生、看護婦さん達!うあーーーん!


...とかいうのは、もう古いんですよねえ...(爆)
今のは妄想。時代は変わっていたのでした。


朝、父の病室に行ったら、早速手術着になって車椅子に乗せられて。
「歩けますけどー」とかいう父に
「決まりですから。」と返す看護婦さん。決まりか...。
で、向かった別階の手術室前室には私は入れず、
「じゃーねぇ」「おう」みたいな感じで一時お別れ。
手術室はいくつかあって、その前室には父みたいな車椅子たちが3〜4人。
「扉は1〜5番!さぁどれを選ぶのか?!」ってなゲームみたいでした。(^^;
わたくしはちょっと離れた家族待合室にて待機。
MUTE聞きつつ、莫大な量の保険書類を眺めつつ。
おっきなテレビがあって、2〜3組の家族がいたけど
誰もつけようとしなくて、いたって静か。
とはいえ、皆さん比較的軽度な感じの家族たちでした。


終わった順にインターホンで名前を呼ばれるので
説明室もしくは集中治療室に皆さん行っておりました。
しかしこのインターホンが聞こえにくいったら;
受話器にも「4月15日、音量不良」とかマジックで書いてて
だったら治せよ;みたいな気分でした。まぁ良いんだけどさ。
始まって2時間くらいして母が仕事から抜けてきて、
「摘出したやつを見せられたら、絶対食欲なくなるよねー^^;」
って、さっさと買ってきた昼御飯を食べました。はむはむ。
で、御飯を食べたら睡魔ざっぷん。
お互いウトウトしてたら、13時頃インターホンで呼ばれました。
説明室で先生に「ま、昨日の説明通り普通に終わりましたよ〜」
つってブツ見せられて。うーん、でも素人にソレが悪い奴とは分からず。
四分の三とはいえ小さいもんだなーとは思いつつ、まあ伸縮するからね、なんて
すべてが由ちゃんとカブるので(人間手術は初めてのくせに)妙に冷静な私^^;
輸血をする程度でもなく、後は縫合部分の適合辺りが心配かな。


父に会えたのはそれから40分後。集中治療室(救命病棟とかでよく見る
個室じゃなくて、おっきなスペースにベッドがいくつか並んだ所)にて
ぼんやりした父と面会。色々管はつけられていたけど、ちょこっと動いたりして
そういう事する人あんましいなくて看護婦さんが苦笑してた。
父「さっきなー...13:10やったのになぁ、今もう45分やぞー...」
うちら「まだ麻酔がさめきってへんねんて。時間経つのも早いって。」
父「んあ...さっきは10分やったのになあー。...45分ー」
うちら「何回言うねん^^;」
父「ハラ減ったぁ...」
うちら「御飯を食べれるのは5日後くらいからやって。」
父「えええー...」
麻酔のせいでぼんやりしてて、おじいちゃんか!みたいな感じでした(^^;
もっかい時間の事を言いそうだったから、今日はゆっくりしなさいつって
とっとと出ました。とりあえず良かった良かった。


明日は仕事を定時で終わらせて病院に寄るとしよう。
多分もう病室に戻っているはず。
お疲れ、父。